物流ブラック企業・ホワイト企業との対比
眠くならないよう軽食を摂り、汚れたスコップを助手席に放り込んでからタイヤとチェーンの状態を見てみました。考えてみれば、月に1度だけ簡単にタイヤを見ていましたが、タイヤを凝視したことはありません。
本来ならドライバー失格ですが、整備に知識も興味もない私が見ても明らかに凹凸がなく、ツルツル状態に見えます。
チェーンも見ますが、チェーンは何とか持ちそうな気がしました。
環状線はタイヤマークがつき、ゆっくりですが陸橋も登れるくらいに回復していました。
脇道も何とか走行できます。普段の倍くらい時間がかかりましたが、無事センターに到着することができました。
センターは静まり返り、何も稼働している気配はありません。
正直、またかと思いますが、同時に少しでも睡眠がとれるという喜びもありました。
アラームを0時にセットし、約4時間寝ました。
目が覚めると、フロントガラスには再び雪が乗っています。
雪を払いに外に出ると、他社のドライバーも降りてきました。
話題は、もちろん前日の話です。
聞けば、しっかりした整備士がいる会社のトラックならば、前日の雪でもハマることはなっかったという。
もちろん真新しいスタットレスタイヤにチェーンを履いて、万全の備えをしてドライバーを守っている証だと感じました。
羨ましさと同時に、深々と積もる雪を恨めしく思いました。
どこからか積み込みが出来ると聞こえ、センターに入り積み込みを開始します。
積み込みが終わると、前日より多くの雪が積もっていました。
慎重にハンドル操作をしていましたが、大通りに出る手前で異変を感じます。
慌ててトラックから出て原因を探してみると、後輪に装着されていたチェーンが消えていました。
2020年08月21日 19:42
投稿されたコメントはありません