物流ブラック企業・体験談・最終評価(給料発表)
ここまでの話は、私が実際に経験した運送業A社の一部です。過酷な詳細を書けば、キリがなくなります(笑)。
労働基準監督署によれば、ブラック企業=法令違反とした場合、66.8%もの企業がブラック認定とされました。
ただし、この数字は、監査が行われた企業を対象としたものです。
私が働いていたA社は、監査など受けておりません。
つまり氷山の一角の数字であり、実際は更に高い数字なんだと思います。
残業代は原則1分単位で発生。残業割り増しは25%。
深夜割増(22時~5時まで)は25%増し。
休日出勤は25%~35%。(労働時間により変化する)
ブラック企業と認定される1番の理由は、残業(時間)に関する事項です。
様々なハラスメント。賃金不払い。過剰なノルマ。
多様な定義がありますが、ここで考えて頂きたい。
これらの定義をすべて完璧にクリアできる会社などあるでしょうか?
私は、殆ど無いと思います。
しかし、ホワイト企業と称される企業もあるのも事実。
ブラック企業、ホワイト企業との差はなんでしょうか。
もちろん監査により、明確にブラックとホワイトに区分けされた場合もあるでしょう。
ですが、ブラック企業と断定された裏には、内部告発も多いのだと思います。
これから先は、AIの時代だと言われます。
AIは痛みや感情もなければ文句も言いません。
内部告発など皆無でしょう。
有能すぎるYESマンの誕生です。
無能な経営者にとっては、歓迎すべき時代の到来だ。
AIならば完全ホワイトも可能でしょう。
そして、AIの時代は近い将来に実現すると思います。
AI税を導入するべきだ。などという声もあるほどです。
やがてくるAI時代でもAIを作るのは人間であり、AIを操るのは人間。AI時代を作ったのも人間です。
人間の時代という意味では変化はありません。
そこには信頼があり、プライドがあり、達成感があるでしょう。
これらを導くのは、先輩であり経営陣だと思います。
正しく導けない企業は、どんな時代であれ内部告発や不満に満ち溢れ、廃れていくでしょう。
人手不足も拍車をかけるに違いありません。
仕事とは本来、人の役に立つということが根幹にあります。
ご覧の皆様に問います。
貴方はプライドをもって、自社を誇れますか?
ブラックかホワイトか。
実は法律ではなく、貴方自身によって区別されるのかもしれません。
ここからは最初にお伝えした通り、A社の給料について記載します。
センターから3トン(積載違反)近く積み込み、納品して5千円です。
もう1回繰り返して5千円。ここから先の繰り返しは4千円になります。
通常3往復なので日当1万4千円。
月収なら、週6日勤務なので34万円くらいですが、ボーナスや昇給、有給などはありません。
どんなに頑張っても長く働いても、永遠に約34万円です。
労働基準法によると、このような給与支払い形態はないですが、残業代を支払いたくないブラック企業では普通です。
コンプライアンスの『コ』の字もない会社で、すべて自己責任。
これが、私が働いた運送業A社の実態でした。
今後もブラック企業はなくならないでしょう。
自慢ではないですが、私は多くのブラック企業を渡り歩いてきました。
これらの経験を、ご覧の皆様に様々な形でお伝えできます。
ブラック企業に勤めたばかりに、命を落としたなどとの報道もあります。
思いつめる前に、ご相談下さい。
お金よりも尊いものが、この世には存在することを忘れないで下さい。
2020年08月23日 21:57
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