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高齢者詐欺・騙す側にも苦悩はある

山口は最期に、比喩表現が大事なんだと力強く言った。
とにかくシンプルに簡略に、会員にも誰にでもイメージしやすい言葉で伝えろ。
ちなみに山口は、ラーメン屋で例えるのが得意らしい。
そこから私は1時間の時間を与えられ、今までの復習をして、まとめてから実践することになった。

当初は、ほとんど継続する会員はいませんでしたが、疑似練習後は3割ほど継続させることに成功しました。
しかし、私以外のスタッフが継続対応をすると7割から8割の成功率です。
会社としては借金をカタに私を雇っているので、粘り強く見守るしかありません。

ここからは、強烈すぎるクレーム処理を担当する日々が続きました。
相手は切羽詰まっています。不良品や物品破損などのクレームなどとは訳が違います。
2週間くらい経った頃、ノイローゼになりそうな毎日でも慣れがあるのだと実感しました。
それはクレームを音として捉え、単純に聞き流すことができるようになったからです。

あとは山口の教え通り、要所要所でシンプルで適した言葉を相手に伝える作業を繰り返すだけ。
絶望するほど困難だと思えたことでも、環境と慣れの前では、容易く平伏すのだと学びました。
継続率にも反映し、山口も満足する数字を叩き出すようになります。

そんな絶頂期を迎えていたある日、奇抜なスーツを着た痩せ男が入室しました。
珍しくケバい女と一緒ではなく、両手に大きな段ボール箱を抱えていた。
慌てて山口と右目が潰れた男が駆け寄ります。
両名が手助けし、重そうにカーペットの敷かれた床に慎重に置きました。

「これは高かったんだぞ」
そう言って、痩せ男は段ボールに掛けられたガムテープを勢いよく外し、開封しました。
2020年09月07日 19:30

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