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介護施設の利益と命の重さについて

介護施設で受け入れる新規の人は、要介護度が高い方のほうが介護施設が得る収益が多くなる。
収益向上のために、積極的に要介護度の高い方を受け入れたいのだ。

要介護度とは、1から5までの範囲で設定されており、要介護度1が一番軽い状態で、要介護度5が一番重い状態だと定められています。
要介護以外にも要支援というものがありますが、要支援は自宅での改善が期待できる状態であるため、要支援の状態で介護施設に入居することは稀である。

ある介護施設の支配人が、私に悩みを相談したことがありました。
その悩みとは、要支援2の人と要介護5の人のどちらを受け入れるのかというものです。
要介護5の人は、すべての日常生活に介助が必要なうえに、尿道バルーンに胃ろうという介護以外にも医療色が強い状態です。
かたや要支援2の人は、たまに自転車で銭湯に行くほど元気な状態です。

両極端な選択肢のために、迷う必要などないように思いますが、支配人といえど本社と従業員の板挟みです。
本社からは、収益になる介護度が高い人を受け入れろとの指示があります。
現場の介護士や看護師からは、迷うこと自体が馬鹿げていると言った。
なにも症状の軽い人ばかりを受け入れろとは言わないが、あまりにも症状の重い人を入居させるのは反対だと。

この介護士や看護師の意見には、非常に大きな意味がありました。
支配人が勤める介護施設に常勤する看護師は、12時間だけです。
つまり、医療関係に脆弱な介護施設なのです。
そもそも介護施設は病院とは違い、基本的に医師がいません。
診察などの必要があれば、往診か病院で受診することになります。

話によれば夜勤帯は、約70人の利用者に対して2人の介護士しかいないらしいです。
介護士が2人いるだけで、他に誰もいません。
もし緊急搬送をする事態になった場合、1人が付き添いになるので、介護施設で働く従業員は1人のみです。

このような状況で受け入れるべき人を迷うのは、企業利益と人命を天秤にかけているからです。

私は人命と適切な介護が行われるよう、症状の軽い方の受け入れを主張しましたが、最終的には要介護5の人を受け入れました。

支配人といえども、雇われの中間管理職だ。本部の指示には従うことしかできないのかもしれない。
しかし、金が命よりも重いと考える介護施設に大切な家族を預けたいだろうか。
預けられた入居者は、適切な介護も医療も受けられなくとも平気だと思うのだろうか。
たいして力になれない無力さを噛みしめる介護士と看護師の気持ちを無視し、全体のモチベーションまで下げることにもなる。

僅かな利益を得た会社が儲かるだけで、他の誰も幸せにならない決定だ。

想像して頂きたい。
痒い箇所も掻けないもどかしさを。
痛くとも訴えられない苦しみを。

これが介護現場の従業員と、利益優先の企業との大きな乖離なのだといえます。
営利団体である介護施設が稼ぐことを否定することはできませんが、人によっては人生最後のセーフティーネットになるのが介護施設だけに、本当に適切な状況判断をしてほしいものだ。

最後に、一方的に預けられた要介護5の入居者は、僅か4か月で他に移っていった。
4か月の間に褥瘡の手術などもあり、身体異変があったことは言うまでもない。
その後、どのようになったのかは不明である。
2020年09月21日 20:19

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